中学入試問題セミナーを終えて
2023.11.10
中学入試受験生の皆様へ校長ブログ
11月5日(日)に、第1回中学入試問題セミナーが行われ、小学校6年生105名が新作の入試対策問題(2科または4科)に挑戦しました。
当日のミニ説明会の校長挨拶でもお話しましたが、11月の段階ではまだ入試対策は十分ではないと思うので、納得のいく点数が取れなくても自信をなくすことはありません。本格的な過去問対策は12月以降でも十分間に合います。あくまでも今回のセミナーはチャレンジであるという受け止め方をしてください。
もちろん、すでに入試に必要な知識・解法や記述力が定着している受験生は、11月から過去問対策を行って合格の可能性と自分の弱点を確認することは可能です。しかし、まだ基礎学力が定着していない段階で過去問対策を行うと、「全然できないからもうダメだ…」と自信をなくしてしまうことがあります。それが今回のセミナーで一番心配な点です。
今回のセミナーの結果は、11月15日頃に自宅に届くと思いますが、この段階で合格圏内や特待圏内の評価が出ていたら大変立派なことです! 今すぐ受験しても合格や特待合格がとれる学力があるということですから、すごいことです! 自信を持って入試に臨んでください。(でも油断は禁物です!)
一方で、合格圏内に入れなかった受験生! 落ち込むことはありません。まだ11月ですから、あと2ヶ月以上あります! 基礎の部分で抜けていたことをしっかり復習し、時間配分で失敗してしまったことなどは反省点として次回に活かしてください。
特に、今回は国語で長文記述問題が前半に出たことで焦ってペースを乱し、途中からじっくり文章を読み込めなかった受験生が目立ちました。これも始めての入試体験なのでよくあることです。自信をなくすのではなく、経験として今後に活かしていきましょう!
過去には、セミナーで合格圏内にまったく入れなかった受験生が、本番の入試でセミナーのときの2倍以上に得点を伸ばし、特待合格を取った例もあります。これからの2ヶ月が1番が伸びる時期になりますので、絶対にあきらめないでください!
先日、本校の教室で、桜学舎塾長の亀山先生のYouTube撮影があり、「過去問の使い方」の説明がありました。この時期の受験生保護者に是非視聴していただきたい動画になっていますので、ご紹介させていただきます。