令和4年度 入学式

2022.04.06

校長ブログ

本日、4月6日に、京華女子中学・高等学校の入学式が挙行されました。

今年の新入生は、中学生41名、高校生131名。感染防止対策を徹底し、保護者の方の参加も1家庭1名に限定して行いました。

新入生たちは、少し緊張している様子も見られましたが、とても希望に満ちた表情をしていました。

今年は、吹奏楽部の生演奏があり、華やかな雰囲気で式が始まりました。「コロナ前の入学式が戻ってきたなぁ」と感動していたのは私だけではないと思います。

京華女子では、担任から一人ひとりの新入生の名前が読み上げられ、校長から新入生として認定されます。

新入生は、とても礼儀正しく、式辞を聞いている態度も素晴らしかったですね。

<校長式辞(抜粋)>

(前半省略)・・・・・・・

現在、人類が直面している多くの問題は、答えのないものばかりです。地球温暖化や新型コロナ・パンデミックをはじめ、世界に目を向ければ、ロシアのウクライナ侵攻など…  これらの問題の解決策は、教科書にも書いてありませんし、専門家の意見もばらばらで、正解のないものばかりです。このような状況の中で、一つだけ確かなことがあります。それは、「これから未来はさらに変化する」ということです。今まで当たり前だったことが、当たり前でなくなることが、いつ起こってもおかしくありません。
言い換えれば、今までの経験だけでは通用しないということであり、今まで正解だと思っていたことが正解ではなくなることもあるということです。
これから始まる学校生活の中で皆さんに心がけて欲しいことは、このような「答えのない問題について、自分の頭で考えて、自分なりの解決策を考え出せる力」を身につけてほしいということです。
私たちは、その力を「21世紀型の学力」と呼んでいますが、このような学力を身につけるためには、問題を一つの視点から見るのではなく、様々な視点から見ることが大切です。自分とは異なる意見や価値観にも耳を傾け、自分の意見をさらに膨らませながら「物事の本質」を探究していくことがとても重要です。そして、その中で、自分自身と向き合い、これからの自分の生き方について、本気で考え抜いて欲しいと思います。

・・・・・・(後半省略)

在校生代表の「歓迎の言葉」では、先輩として新入生の今の心境に寄り添い、一緒に充実した学校生活を送っていきましょう!というとても温かいメッセージを送ってくれました。新入生もこのメッセージを聞いて、少し緊張もほぐれ、これから始まる学校生活への期待が大きく膨らんだのではないでしょうか。

新入生代表の「誓いの言葉」も素晴らしかったですね。どんな状況においても全力で取り組む姿勢について、創立者の「一に実行、二に実行、三に実行」という精神にも触れ、新たな学校生活のスタートに向けて大きな期待と強い意志が伝わってくるとても立派な宣言でした。

8日には始業式(9:15 開式)があり、9日~12日には新入生のオリエンテーションが行われます。

早く学校生活に慣れて、毎日楽しく学校に通ってほしいですね。

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