高2研修旅行への想い
2022.02.08
校長ブログ
私のような昭和生まれの世代では、中学・高校時代の1番の思い出と言えば、やはり修学旅行をあげる人が多いでしょう。
私の中学時代の修学旅行先は、京都・奈良でした。「早く行け!」と先生に怒鳴られながら、みんなでぞろぞろと神社・仏閣を観光し、旅館に着いたら大騒ぎ… そんな旅行でしたが、なぜか思い出に残っています。
高校に入ったとき、高2の修学旅行の行き先がまた京都・奈良だと聞いて、先生に「京都・奈良は中学のときに行っている生徒が多いので、場所の変更を話し合わせてほしい。」と申し出たのを覚えています。ただ、田舎の高校だったので、中学時代の修学旅行が東京だったから京都・奈良も行きたいという生徒も多く、最終的に京都・萩・津和野方面に行くことになりました。結局、2度目の京都も思った以上に楽しく、みんなでワイワイ行けば、どこに行っても楽しいんだなということがわかりました。
学年全員で行く修学旅行(研修旅行)は、外国ではあまり類例を見ない日本特有の文化だと思います。日本に住むほとんどの人が共通体験をする日本の旅の「原風景」ともいえると思います。
現高校2年生は、入学時から5月まで休校となり、オンデマンドの入学式と担任紹介、オンライン授業からの授業のスタート、6月からも分散登校、クラブ合宿の中止、体育祭も学年別開催、文化祭はオンライン・・・それが、今も続いている学年です。まだ、宿泊行事を一度も体験していません。
だからこそ、現高校2年生には、高校生活の思い出として心に残る研修旅行を可能性がある限り実現させたいと考えています。
高2の研修旅行は、沖縄3泊4日から伊勢・志摩2泊3日に変更しました。
感染防止策・健康管理を徹底して、何としても実施する方針で、高2は旅行前の2月22日から学年末考査を前倒しで行います。
東京都または三重県に緊急事態宣言が発出された場合や学内に緊急事態が起きた場合などは中止になるかもしれませんが、可能性を信じて、教員と生徒が一丸となって、今できることを精一杯行っていきたいと思います。
NEVER DIE!!